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『余話として』【38】

 司馬遼太郎『余話として』(文春文庫)を読んだ。

 司馬氏の文章を読むのは,8月27日に『菜の花の沖』を読み終えてから1か月以上間が空いている。小説はもう読むものがほとんどなくなってしまい(完全なフィクションで未読のものはあるが,手に取る気になっていない),あとはエッセイの類が残っているだけである。

 この『余話として』は,9本のエッセイを集めたものである。読んでみて,期待以上に面白かった。例えば「策士と暗号」の冒頭は,「日露戦争前のロシア宮廷に,ベゾブラゾフという怪人物がいて,ニコライ二世の非常な信任を得ていた。」(56頁)という文で始まる。その「怪人物」がどんな人物で何をしたのか気になってしょうがなく,もう引き込まれてしまう。

 最近Amazonで買った。同時に『ひとびとの跫音』(中公文庫)や『十六の話』(同)など10冊以上買ってある。これから冬になる。家にこもって読書を楽しみたい。
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プロフィール

もじゃぽっくる

Author:もじゃぽっくる
神戸在住/35歳/男

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